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キル・ビル2 [映画]


机の整理をしていましたら、こんなん出てきました!ステッカーです。
「2004 GW」・・・・・・。いつから片付けて無かったんだろ?
このステッカーですが数枚あります。欲しい方いらしたら差し上げます。


『スモーキン・エース』と『NARC ナーク』 [映画]

さて、GW明けの5月12日公開の作品『スモーキン・エース』をピックアップしました。
ストーリーを軽く触れると
逮捕されたマフィア気取りの男が終身刑を逃れるため、司法取引に応じようとします。
マズい事になった本家マフィア達は男に賞金(100万ドル)を掛け、プロの7人の暗殺者が集まる・・・
といったお話です。タランティーノやガイ・リッチー好きにはタマランですな。
詳しくは公式HPをググって下さい。http://www.smokin.jp/出演者も豪華です。

この作品の監督はジョー・カーナハン。このヒトは要注意です。
前作が『NARC ナーク』という作品ですが、この作品が目立たない!自分の周りで見たって人がいない!まあ、たまたまなんでしょうが。
隠れた秀作って立ち位置に甘んじているのか?
この『NARC』ジャンルはミステリーでしょうか。
麻薬捜査官(NARCというタイトルは麻薬捜査官の事です)の主人公は、犯人逮捕時に誤って市民を誤射してしまい停職に。
復職の条件として殺人事件の捜査を命じられるのですが・・・ってのが内容になります。
ストーリーはよく練りこまれ、ところどころの伏線が生きています。
進行もテンポよく進み、まったく飽きさせません。
皆さんの力でスポットライトを当ててやって下さい。
個人的には言い争いのシーンのセリフが大好きです。

さてGWオススメの映画は?と聞かれたら、とりあえず『スパーダーマン』でいいや、って思い始めた今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
GWは旅行とか行楽とか、まあせめてピクニックでも行ってねぇ。太陽浴びて下さいよ。
いや正直GWのスタッフ確保が難しく半泣き状態です。もうどうにでもなれ!ってな勢いですとも。
ホントお願いだからGWに雨とか勘弁して下さい。頼むから。


映画館で働く 5 [映画]

5くらいになると、最後の~とかのサブタイトルが付きそうなモンですが。

休めない 追記
一般的な会社ってのに就職したことが無いのでアレですが、ドラマやマス夫さんの会社のように
「今日は具合が悪いので休みます」ってのが出来ません。
バイトさんが100人位いる映画館ならともかく、小規模シネコン(変な表現ですが)では
事務所等の鍵を管理している社員(マネージャー、契約社員)は5~7名位なもんです。
朝、事務所開ける人は風邪だろうと熱だろうと、基本的には出てこないとイケナイ訳です。
他の人に連絡して変わって貰っても良いんですが、休みの少ない業種ですので皆さん予定が
入ってる場合が多い。
そんなトコロに「あの~」ってねえ、電話しにくいですよ。そりゃあ。
ホントにピンチな時には代わってもらいますが、その辺は個人の積み重ねの問題でしょうか。
体調管理も仕事の内、基本的にシフトに穴を空けない。って業界です。
一度、上司がラスト勤務(17:00~24:00)の際に、18:00頃に熱で倒れてしまいました。
後で聞けば39度ほどの熱であったそうです。机に突っ伏した状態でした。
バイトくんからの連絡で休日のワタシが呼ばれて「代わります」って言っても「いや、大丈夫」
との事。結局15回くらい「代わります」、「大丈夫」を繰り返した後、「迷惑かけてすまん」と言い
帰っていきました。
皆が体調管理が上手なのは、こんな上司の下だからでしょうか?


ポール・バーホーベン監督作品 [映画]

皆さん知っています?この監督さん。メジャーなトコロで『ロボコップ』、『氷の微笑』の監督さんなんですが、この方の真骨頂はやはり『スターシップ・トゥルーパーズ』かと思います。
この作品、宇宙からの侵略者がデカイ昆虫! この昆虫との戦闘シーンがグロイ。とことんグロイ。
この設定が素晴らしい。その素晴らしい設定を活かす映像が素晴らしい。内容の薄さを補って余りある作品です。
最近この作品を見て、是非原作を読みたいと思い調べたトコロ、ハインラインの「宇宙の戦士」・・・ウチにあるじゃん!しかも「ガンダム」にかなりの影響を与えたであろう作品です。ガンダマーにはマストの両作品です。
『インビジブル』
いわゆる透明人間。現代を舞台にしており、新薬の研究により人間を透明にする薬を開発します。この古典的なネタものですが、監督にかかるとチョット違う。とにかくこの透明人間が悪いことばっかりします。監督いわく透明になった人間はモラルも無くなるとの事・・・。
この作品の公開時は「この監督アブナイのか?」とも思いましたが、いやはや調べてみるとナチスドイツ占領下のオランダ生まれで戦争体験者(軍隊経験もアリ)でした。
よっぽど人間の醜い部分を見たのかな・・と想像してみたりもしました。
そんな思いを抱きつつ最近見ましたトコロ、阪神大震災でボランティアをしていた時のことを思い出してしまいました。
震災の混乱と戦時中の混乱はイコールではありませんが、平和ボケした私には衝撃の現実でした。人間の優しいところと醜いところが一緒くたになっていました。
この2作品、そんなことを思いつつ見ていただければと思います。


取り返させてもらいますよ。『ロッキー・ザ・ファイナル』 [映画]

過去のビッグネームを引っ張り出してきた作品はハズレ率高し。
まあ、zaku2の中でのジンクスなんですが。

今回取り上げますのは『ロッキー・ザ・ファイナル』です。
前作『ロッキー5』をご覧になった方いらっしゃいます?『ロッキー1~4』に当てられてた(まあ、ハシカみたいなモンでしょうか)ワタシは先行上映で観にいってしまいました。笑ってください。先行上映ですよ・・・・。
5の予備知識を持たずに行ってしまい、「脳障害って!」、「トレーナーできるの?」とまあ脳内でつっこみつつ、感動のラストシーンを迎えておりました。
もう観ねえ、あんな○○映画はぜってえ観ねえ。とココロに誓っていたんですが、この度カムバック・・・。
あの音楽を聴くと、ちょっぴり元気が出たりする自分が恥ずかしいような、懐かしいような。喧嘩別れした昔の友人とすれ違うような感覚がします。
プロモーション素材でしか確認できていませんが、恥ずかしいセリフなんかも妙に合ってるんですよね。冷凍している肉(ブタの半身みたいな、ぶら下がってるヤツ)を一心不乱に殴るシーンがあって、表情と場面のミスマッチな感じもそそられます。
それでも、自分の中の「5を観たオレ」が警戒せよ!と電波を発します。どうせ裏切られるゾ、忘れたのか?あの疲労感とモヤモヤした気持ちを!と。
前作のラストシーンの衝撃!あのトラウマから脱却する為にも、是非観ねばならない作品だと感じています。
世界中のロッキー5で残念だったみなさん!取り返しましょう!5の分まで!!!

ところで『ロッキー5』のサブタイトル(これは日本側が勝手に決めたものなんですが)が「最後のドラマ」いやいや、最後にならなくて良かったような・・・・アレなような・・・。
もう1つ、エキシビジョンとはいえ脳障害もった(克服した?)初老の人間を殴るってなあ。対戦相手もイヤだろうなあ。


映画館で働く 4 [映画]

もう4まで来ると別物でしょうか。このパターンもそろそろ終わりにしないと・・・
今回はちょっとキツイお話。

『映画館で働く』の最初に特典!とありましたが、ココに追加します。

着ぐるみが着れる。
この部分は考えようによってはですが・・・映画館で働かないと(イベント関係のお仕事や広告代理店の方は稀に)体験できないことでしょう。
ただ、暑いを通り越して熱い!せまっ苦しい!腰痛い!と良いことは一つもありません。ちびっ子に囲まれても、叩かれたり揺さぶられたりします。
例えば『ドラえもん』の場合ですが(先日所用で1時間30分ほど中に入っておりました)、頭を被ると腰くらいまでありまして、175cmくらいの人でしたらちょうど2頭身。大きな人でしたら腰をかがめて入るようになるので、かなりキツくなります。
また『ゴジラ』の場合は頭の上に、ゴジラの頭がありますので、ちょうどタイガーマスクのMr.NO(古っ)のような感じ。首にも大ダメージ。またしっぽが長く重いので歩きにくい。
1ステージ終えると汗まみれで下着までぐちょぐちょです。呼吸の出来ないサウナスーツのような感じですか。また、いろんな人の汗を吸っていますので、ほのかにすっぱいニオイが・・・。
基本は下っ端の業務ですが、私は未だに・・・。特典のようで特典ではないお話になりました。


映画館で働く 3 [映画]

まあ、3は期待外れが多いので、その分のんびりとプレッシャーからも開放されます。

今回も昔話になっちゃいますが、ある日本映画(アニメ)上映時のお話です。
引退宣言した巨匠がカムバック!という事で、大変期待度の高い作品でした。当然、私の働く映画館にも大変多くの方が来られた訳です。
当時の勤務地は5階建て。そこの5階で上映していたんですが、もう長蛇の列でした。チケット売り場(売り場ってねぇ・・・)から溢れたお客を階段に誘導し並んでもらい、エレベーターで上がってきたお客を階段に誘導。もうこうなるとエライ事です。
階段に5階から1階までお客が並びだす始末。その人ごみを掻き分けて「1列で整列してください。誠に申し訳ありませんが、列に沿ってお並びください!」って5階から1階まで数往復。それでもお客はひっきりなし。
映画って凄いなあ~という思いと、その末端でも働けてる事にチョッピリ誇らしくなったりしました。
行列のできる階段は吹きさらしで(一応転落事故等ないように、10cm程度の間隔で柵のようにされてました)雨の日なんかはガンガン雨が入ってくるんです。もう申し訳なくて、「お寒い中、誠に申し訳ありません」って何度も往復しました。
当然、指定席なんて概念も無く、お客が出たら(一応入れ替え制ではありました)みんなで清掃。その間お客は狭い通路で今か今かと待ち構えています。入場時は野犬の群れが獲物に襲い掛かるかのように、すさまじいダッシュで席を確保。
売店(売店ってのも・・・古臭いですよね)は最前線の野戦病院。怒号のような注文にナイチンゲールのような女性スタッフが応えます。
上映終了後は嵐の去った後のような惨状と数人の迷子が残されています。トイレは評判のラーメン屋くらいの行列です。
迷子を肩車して、片手でもう1人手を引いて階段降りて追いかけたのも良い思い出です。
1日が終わって片付けの後、何本目かの栄養ドリンクを飲みながらの一服が至福のときでした。あれ以上旨いタバコはそうそう無かったです。

今思うと昔のお客さんはおおらかでした。このご時勢、こんなことやると「責任者だせ!」って即クレームものでしょうね。


映画館で働く 2 [映画]

今日は過去の思い出てきなモノですが。

私の映画屋のスタートは今で言う既存館。昔はどこの町にもあったタイプの映画館でした。6階建てのビルの3階と5階に映画館があり、3スクリーンである配給会社のチェーンを上映していました。
ここでの仕事で思い出深いのが「看板交換」というお仕事。金曜日に上映が終わる作品のポスターを、土曜日に始まる作品と交換します。基本下っ端のお仕事です。
ビルの入り口の5・6メートルの高さにポスター枠が据え付けられており、Aの形の脚立を真っ直ぐに伸ばして(危ない)交換していました。
この作業が実に趣があるというか、なんとも言えない気持ちになって好きでした。
「この映画は頑張ったな」とか「いい作品だったが、残念」とか思いつつ、新しいポスターには「こいつはいける」とか「とにかく頑張れ」とか思っておりました。

この作業、今はまったくありません。作品が月に12本とか公開されると、思い入れもあったもんじゃありません。全く風情のないものです。


映画館で働く [映画]

まあ、映画屋さんっていうタイトルですから暴露ってほどじゃないですが、映画館で働くってことについて。
求人
毎年新卒を採用する業種じゃありません。基本は転職組とバイトからの登用の2パターンです(あとはコネってのも多いんですが、一般的ではないので除外します)。
私達の時代の少し前(10年くらい)バイトで頑張ってる人に、社員に欠員(定年が多かった)がでるので「どうかな?」って話が来る場合。このケースがほとんどだったようです。
シネコンなんてこの世になかった頃ですネ。
転職組はそろそろシネコンの需要が出来始めた頃(7,8年前)、大きな出店が控えてるので人員募集だ!ってな訳で求人広告を出して集められたメンバーです。かくいう私もこのケース。
現時点ではシネコンの新規出店も少ないですので、映画館での就職はムズカシそうです。どうしてもって方は、バイトや契約社員的な登用しかないかもしれません。ですが、映画業界はオススメしません。断言します。理由は以下に。

待遇
興行会社にもよりますが、基本的に休日は少ないです。年間に夏季休暇等入れて100日程度でしょうか。もちろん土・日・祝日・盆・正月・GW・クリスマス等、国民の休日・行事的な日は仕事です。ほぼ休めません。平日に3連休ですら至難の技です。
基本給は同様のサービス職に比べると少々安め。自分の入社時は15万円無かったですもん・・・。
手当てなんかもまあ、会社によって違います。が、他所も正直大したことないと思います。
拘束時間は9時間ですが、残業時間は多いです。労働組合がしっかりある会社はキチンと残業の申請もできるでしょうが(組合よりは上司の理解か)、無いトコロは・・・。
まあ、月平均30時間でしょうか。
ある人の入社時の給料明細の一部を紹介しますとこんな感じです。
基本給148000 業務手当て15000 通勤手当20000
厚生年金-6000 社会保険-11000 所得税-2000?  支給額164000
ってなモンだそうです。泣けてきますネ。 
正直、ここまで振り返って書いていいのか?との思いにかられてきましたが、続けます。

業務
最近のシネコンの類は、基本業務はアルバイトさんが頑張ってくれており、社員は裏方です。パソコン使ってイロイロします。結構面倒です。疲れます。頭痛くなります。

特典!
映画が観れる。

ざっとこんな感じでしょうか。まあ、オススメ出来ない業種です。
ですが、まだオススメ出来ない理由があります。
それは『斜陽産業候補』であるからです。シネコンブームの前にも斜陽産業と位置づけられておりましたが、現在もアヤシイニオイがします。
シネコンは増えたけど映画人口は増えていない。ならば競争(奪い合い)になるわけです。そこで1番に前面に出てくるのは映画料金の値下げ。まあ、アホでも思いつくサービスですネ。
現在はいろんなサービスデー、サービスプライスがあります。これで映画人口の底上げが出来た!ってのは大きな間違いなんですが、まだエライ人は気付いていません。
で、その少なくなった収入で黒字を出すにはどうするか?アホでも思いつくのは人件費ですネ。固定経費は下がらないから、流動的な経費を・・・って事でしょう。
書き出すときりがないんですが、まあ、「映画館で働きたい!」って人にはヤメトケと言っています。いろんな意味で。

現時点では邦画のヒット等明るい要素もあり、少しは儲かっていますが、将来的な面では厳しい業界になるのではないかと・・・。DVDのサイクルの速さ、海賊版の問題。

明日はもっと楽しい内容にしよう!とココロに誓いました。


『パーフェクト・ワールド』と負の連鎖 [映画]

ブログの管理ページを見ると平均30人もの方が、このブログを観てくれてます。
正直、びっくりです。どうせ身内しか見ないだろうと思ってましたが、意外に多くの方が訪れてくれてて、こりゃもう少しマトモな事書かにゃイカンなとも。
ちょっと重くなりますが、今回は『パーフェクト・ワールド』です。
以前から書いております作品ですが、あらためてご紹介いたします。

93年公開 主演ケビン・コスナー 監督クリント・イーストウッド 
刑務所を脱走したブッチ(ケビン・コスナー)と人質の少年が逃避行を続けるうちに、心を通わすというお話です。
この奇妙な人間関係ですが2人には共通点が多く、言葉少なく語っていく内にお互いが似たもの同士であることに気が付いていきます。
この会話の掛け合いの妙が秀逸。揺れ動く心理描写も素晴らしい。
信頼を築き上げる2人。それを壊してしまうブッチ。感動のラストシーン。
見てない人の為にもぼかして書くと、文才の無さを痛感します。
泣きます。確実に泣きます。

当時は良かったなぁ~くらいの感想でしたが、オッサンになってから見ると感じ方も変わってました。
ブッチが一緒脱獄した際の相棒を・・すシーン。ここはブッチの過去との決別的な意味に取れてしまいます。とっさの行動かもしれませんが・・・。
仲良くなった黒人一家の部分。子供の信頼を失った大人たち。ブッチも自身の父親の姿を感じたのでしょうか。

この作品を見て思うこと。子供の幼少期に親の与える影響は大きい、もう果てしなく大きい。子供にとって親って絶対であり、保護者であり、先生であり、時には友人である存在。
この人物からの影響は大きい。
子供の教育とはいえ、不適切や過剰な暴力はやはり悪影響を及ぼすし、あまりに過保護なのも悪い。ブッチの父もブッチの為に厳しく躾けていたのかもしれません。この行為も純粋な暴力に見えてしかたありません。
でも、どんな諍いがあっても不幸があっても、子供は親が好きなんだっていう希望を与えてくれる作品です。ブッチは絵葉書を宝物にしていましたから。
作中に語られ、タイトルにもなっている『パーフェクト・ワールド』って言葉の意味は何なんでしょうか?月並みですが「家族」なんでしょうか・・・。


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